■ この仕事を選んだ理由は？
厳しい生活を送る人を
助けたいとの思いから
高校二年生の夏にテレビで見たドキュメンタリーがきっかけでした。最貧国の無医村を特集した
ものでしたが、子供が医者にかかることが出来ずに厳しい生活を送っていました。私自身、
一生の仕事として、何か人の力になることを、と模索している時期でもあり、将来自分が医療を
提供することができればと思いました。
医師として働くため医学部進学を決めましたが、医療職が身近でなかったこともあり、
当初両親は本気にはしていないようでした。出願まで説得を続け、地元を離れ、医学部に進学しました。
■ YMGで働くことを決めた経緯
患者さんのためを
強く考える病院だった
胸部外科を志望していたこともあり、研修を受ける病院としては、心臓血管外科が充実していること、
研修医が比較的少人数で経験を積めること、救急が充実しており、プライマリーな対応力を磨けることを重視しました。
山口県内の病院も検討しましたが、都会に出て、多くの方々と接する機会を得ることで、知見も先の道も広がると
考え関東圏で探すことにしました。菊名記念病院の心臓血管外科を見学した際、徹底して患者さんのために
という思いで日々過ごされていることに感銘を受け、研修期間からそうした環境で働きたいと考え、こちらを志望しました。
■ 普段の業務内容とやりがい
患者さんに影響を及ぼす
責任の重い仕事だと実感
現在、菊名記念病院の研修医は一年目が３人、二年目が３人の合計６人体制です。現在は麻酔科で研修をしていますが、 消化器内科、外科、放射線科、内科と順番にローテーションしており、二年間で全診療科を回ります。週に一度は 救急外来当番の日があり、救急対応を学ぶことが出来ます。
学生時代は自分の勉強が患者患者さんに直接つながっているという実感に乏しかったように思いますが、 研修医になり日々ダイレクトに患者さんに影響を及ぼす仕事だとあらためて感じています。同時に、いかに人体、 医学について知らないか痛感します。急性期病院のため、状態が悪い方がめざましく回復されていくお姿を拝見する ととてもやりがいを感じます。患者さんのご家族とお話する機会も多く、退院後外来でいらっしゃった際にお声かけ いただくなど、患者さんやご家族と繋がれることが嬉しいですね。
■ 職場の雰囲気は？
科や職種の垣根を超えて
アドバイスしてくれる
菊名記念病院は比較的小さな病院ですので、皆さんが研修医に対して関心を持ってくれています。 配属された診療科の上級医だけでなく、多くの方が声をかけてくれるのもこの病院の特徴です。 医局でも他科の先生が科の垣根を超えて研修のアドバイスをしてくださることもあります。夜に緊急の手術の後、 食事に誘っていただき、悩みを聞いていただいたこともあります。将来の進路についても多くの先生方が 親身に相談に乗ってくださり、心強いです。ともに仕事をするスタッフ皆さんを含めての関係性が当院の アットホームな雰囲気をつくっていると考えます。安心して業務・研修に集中できる環境が整っていると感じます。
- 07:00
朝採血
出勤後8時の朝食までに、病棟の患者さんで採血検査が必要な方に対して、検査科の人と一緒に採血を行っていきます。
- 08:00
メール・カルテチェック
採血後にメールやカルテをチェック。昨日の夜から変わりがないかを確認します。
- 09:00
新患診察・病棟回診
研修医には外来業務がありませんので、夜に救急で搬送され入院している患者さんに対して、新患診察を行います。
- 13:00
カンファレンス
配属されている診療科のカンファレンスに参加。患者さんの状態を専門の先生や非常勤の先生に確認します。
- 14:00
病棟業務
担当している病棟の患者さんを回診します。内科の場合は診察が非常に多いので、スムーズな診察が求められます。
- 16:00
勉強会
研修医が各診療科の先生に対して発表を行い、それに対してアドバイスをいただくほか、製薬会社主催の勉強会も定期的に開催されます。
- 17:00
救急外来残り番
週に2回17～19時の間は、救急外来を担当。それとは別に、週1回は救急外来の日があり、9～17時まで救急対応を行います。
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